すっぽんのエキスにはアミノ酸やビタミン類、ミネラル類を始めとした複数の栄養素が豊富に含まれています。
古くは2000年以上前の中国で、すっぽんのエキスを漢方薬の材料として活用していました。また、その栄養素の多さから「生命の泉」と呼ばれることもあるほどで、すっぽんはそれ自体が完成された健康食品であると言えます。
さらに、最近ではすっぽんのエキスに、黒酢や黒にんにく、コラーゲンなど他の材料のエキスを加えた健康食品も。これほどまで健康食品に必要とされるすっぽんのエキス、具体的にはどれほどの栄養パワーが秘められているのでしょうか?
今回はすっぽんのエキスに含まれる栄養素とその働き、さらにおすすめの健康食品5選をご紹介します。
▶︎目次
1.すっぽんエキスに含まれる栄養素一覧
冒頭でもちらっと紹介しましたが、すっぽんのエキスにはアミノ酸やビタミン類、ミネラル類など複数の栄養素が含まれています。では、具体的にすっぽんのエキスにどのような栄養素が含まれるのか、その働きと合わせてご説明しましょう。
18種類のアミノ酸
- ロイシン…たんぱく分解を抑えて筋肉の質を保つ
- イソロイシン…皮膚や髪の毛のアンチエイジング
- リジン…体内のたんぱく質の約2〜10%を占める
- スレオニン…胃酸の分泌を助けて胃炎を抑える
- フェニルアラニン…甘味料として脳の栄養になる
- トリプトファン…脳内物質(セロトニン)の合成成分
- ヒスチジン…中枢神経に働きかけて食欲を抑える
- バリン…血中内の窒素バランスを整える
- アルギニン…成長期の発達や免疫機能を助ける
- シスチン…シミの原因(メラニン)を抑制する
- メチオニン…細胞の免疫力や代謝を促進させる
- チロシン…脳を覚醒状態にして集中力を高める
- アラニン…アルコール(アセトアルデヒド)の分解を助ける
- グルタミン酸…腸管のエネルギー源として消化機能を助ける
- アスパラギン酸…神経物質の一種として学習効果を高める
- グリシン…深部体温を深めて睡眠を手助けする
- セリン…アルツハイマー病の予防に効果が期待される
- プロリン…接着剤のようにコラーゲンを安定させる
中でも、すっぽんのエキスに含まれるグリシンはコラーゲンの3分の1を占める栄養素でもあります。コラーゲンは肌のハリを保つ役割があり、そのコラーゲンや他の栄養素も豊富なすっぽんは美に敏感な女性におすすめの食材なのです。
12種類のビタミン類
- ビタミンA…視力の維持や肌のハリを保つ
- ビタミンB1…末梢神経の働きを助ける
- ビタミンB2…疲労回復や集中力を向上させる
- ビタミンB6…血液や筋肉の生成を手助けする
- ビタミンB12…DNA(遺伝物質)を生成する
- ビタミンC…病気などストレスの抵抗力を高める
- ビタミンD…カルシウム濃度を保って骨を強くする
- ビタミンE…抗酸化作用により老化を予防する
- ビタミンK…出血時に血液を固める因子を助ける
- 葉酸…胎児の先天性異常のリスクを減少させる
- ナイアシン…脳内の代謝や神経を安定させる
- パントテン酸…皮膚や粘膜を健康な状態に保つ
ビタミンEの抗酸化作用には老化やシミ、シワの原因である活性酸素の生成を抑える働きが期待できます。また、すっぽんのエキスには他にも抗酸化作用のある栄養素が含まれており、古くから「若返りの妙薬」としても重宝されてきました。
9種類のミネラル類
- カルシウム…骨に存在して成長や修復をする
- マグネシウム…300種類以上の酵素を助ける
- 鉄分…DNAの合成や代謝の促進をする
- 亜鉛…味覚を感知する味蕾の働きを保つ
- 銅…鉄分を身体の必要される場所に運ぶ
- カリウム…水分保持のコントロールを助ける
- ナトリウム…神経や筋肉の正常な働きを保つ
- リン…筋肉や脳のエネルギーを生み出すのを助ける
- マンガン…抗酸化作用のある酵素を生成する
とくに注目したいのがカルシウムで、最近では脂肪分解を促進する働きがあるとしてダイエット効果に期待が集まっています。すっぽんのエキスにはカルシウムの吸収を高め、濃度の保持するビタミンDが含まれているのもポイントです。
複数の脂肪酸類
- オレイン酸…血中の悪玉コレステロールを減らす
- リノール酸…悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす
- アラキドン酸…脳細胞を増加させ記憶力を高める
- エイコサペンタエン酸(EPA)…血液をサラサラにする
- ドコサヘキサエン酸(DHA)…脳の中枢神経系に働きかける
すっぽんのエキスに含まれる脂肪酸類の多くが悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、血液をサラサラにする働きが期待できます。年齢を重ねるほど血液はドロドロになりやすいだけに、すっぽんは高齢者にも嬉しい栄養素が豊富です。
豊富なタンパク質
- コラーゲン…細胞の接着剤として肌のハリや潤いを保つ
※上記で紹介した、すっぽんのエキスに含まれる栄養素の働きは、あくまで各栄養素で期待される効果の一部です。栄養素によって紹介した以外にも様々な効果があり、組み合わせによって別の効果を期待できることもあります。
すっぽんエキスを活用した健康食品5選
すっぽんのエキスの栄養素、その働きを知ればいかにすっぽんが健康食品として完成しているのか納得できますよね。そこでここからは、すっぽんのエキスにさらに別の注目食材をプラスした、おすすめの健康食品5選をご紹介します。
1粒に元気の素が凝縮!「すっぽんエキス粒」
すっぽんのエキスに、マムシとヒキオコシ(シソ科の野草)を加えたカプセルです。
マムシには牛肉の3倍以上のたんぱく質、カツオの100倍以上のカルシウムが含まれています。さらに、ヒキオコシは「延命草」とも呼ばれ、胃腸の働きを調節して消化吸収を助ける働きが期待でき、古くから漢方薬として重宝されてきました。
「すっぽんエキス粒」は1粒に元気の素が凝縮された健康食品として、元気になりたい男性や高齢者におすすめです。
すっぽんエキス粒の参考サイトはこちら
ふるさと納税にも選ばれる「えがおのすっぽん黒酢」
すっぽんのエキスや粉末に、健康食品として有名な黒酢を加えたカプセルです。
熊本県産の国産高級すっぽんを丸ごと粉末やエキスにし、凝縮された栄養素をそのまま摂取できるようカプセル化しています。また、黒酢は血中の悪玉コレステロールや血糖を減らす働きがあるとされ、すっぽんと相性抜群の食材です。
「えがおのすっぽん黒酢」は熊本県高森町のふるさと納税返礼品にも採用されており、信用度の高い健康食品です。
えがおのすっぽん黒酢の参考サイトはこちら
お肌ハリハリプルプルに「ハリツヤすっぽんコラーゲン」
すっぽんのエキスに燕の巣、桜の花エキスなどの美容成分を配合したカプセルです。
すっぽんの豊富なコラーゲン、その他の美容成分に注目して開発されており、そこにスーパーフード(栄養密度の高いすぐれた食材)としても知られる「燕の巣」を加えることで、すっぽんに足りない栄養素までも補っています。
「ハリツヤすっぽんコラーゲン」には香りたかい桜の花エキスも配合され、美と健康に敏感な女性におすすめです。
ハリツヤすっぽんコラーゲンの参考サイトはこちら
厳選素材をじっくり熟成「すっぽん黒にんにく卵黄」
すっぽんに発酵黒にんにく、卵油、エゾウコギなど厳選素材を加えたカプセルです。
ビタミンB1が豊富でスタミナ食として人気の発酵黒にんにく、薩摩藩士(現在の鹿児島県)のスタミナ源であった卵油(卵黄の油)、ビタミンとミネラルが豊富なエゾウコギ、どれもすっぽんとの相性のいい食材が加えられています。
「すっぽん黒にんにく卵黄」は年齢とともに体力が低下しやすい高齢者におすすめの健康食品です。
すっぽん黒にんにく卵黄の参考サイトはこちら
すっぽんエキスを気軽に活用!「すっぽん粉末」
すっぽんのエキスを独自の製法で粉末化した健康食品です。
この道40年の老舗「すっぽん堂」が開発しており、他の健康食品の材料のひとつとして、すっぽん料理の素材として販売されています。サプリメントなどを製造販売する業者、すっぽん専門の料亭だけでなく一般の方でも注文可能です。
「すっぽん粉末」はシンプルだからこそダイレクトに、気軽にすっぽんのエキスを摂取できるとして人気です。
すっぽん粉末の参考サイトはこちら
3.まとめ
すっぽんのエキスには18種類のアミノ酸、12種類のビタミン、9種類のミネラルなど豊富な栄養素が含まれています。
2000年以上前から中国で漢方薬の材料として使用されてきたすっぽんは、現在でもサプリメントやドリンクなど様々な健康食品に取り入れられるほどです。最近ではすっぽんに、その他の健康食品を加えたものも多くあります。
気軽にすっぽんのエキスを取れる健康食品、日々の健康や美容のためにぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
ただ、すっぽんの魅力は豊富な栄養素だけではありません。世界三大美女に数えられる「楊貴妃」を始め、世界の王族、貴族も味の虜になるほどすっぽんは美味しいのです。古くは中国の宮中ですっぽんを巡った暗殺があったことも。
長崎淡水では国産高級すっぽんを家庭用にも出荷していますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。
長崎淡水の問い合わせページはこちら
2019年7月21日