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すっぽん通販養殖場!
長崎淡水

長崎淡水 すっぽん養殖

すっぽんの名産地ガイド!各地の特徴

すっぽん料理を提供する旅館、料亭の皆さん。すっぽんはもちろん、どのような食材にも「産地」があり気にしているはずです。というのも、同じ種類の食材であっても、産地によって特徴があるため。産地によってはブランド化もされるほどです。

では、すっぽんの名産地ってどこになるのでしょうか?天然物のすっぽんは九州、四国を中心に本州南部に生息していて産地とされています。しかし、最近では「養殖物」が市場の主流なので、すっぽんの産地といえば養殖地を指します。

そこで、今回はすっぽんの名産地トップ3、隠れた名産地はどこなのか?特徴と合わせてご紹介しましょう。

▶︎目次

1.すっぽんの名産地トップ3

「すっぽんの名産地ってどこですか?」と聞かれて、どの都道府県を思い浮かべますか?すっぽんは「変温動物」なので寒い場所を好みません。ただ、最近の養殖技術では水温をコントールすることで、外気温が寒くても養殖が可能です。

静岡県

すっぽん養殖における1番の名産地と言えるのは「静岡県」。実は1900年ごろ、静岡県の「浜名湖」で日本初のすっぽん養殖が行われました。浜名湖周辺は温暖な気候で、流れも緩やかなことからすっぽん養殖場に適していたため。

日本初の養殖場とされる「(株)服部中村養鼈場」は今でも営業中です。浜名湖のすっぽんは自然の湖にいけすを作り、育てられるのでストレスが少ないのが特徴。スッキリした脂で、天然物に近いすっぽん本来の味が楽しめます。

大分県

天然物の産地ともされている「大分県」ですが、養殖においても名産地の1つです。特に、大分県中津市にある「耶馬渓」はすっぽん養殖に適した河川、湖の多い地域。例えば、「耶馬渓すっぽん」は全国的にも有名な養殖場です。

耶馬渓のすっぽんは「裏耶馬溪」から産出する温泉水によって育てられます。明確な研究結果はないですが、温泉水で育てると独特の泥臭さが抑えられるのだとか。さっぱりした味わいで癖がなく、初めての方でも食べやすいのが特徴です。

長崎県

長崎県は九州の温暖な気候で、古くから天然物のすっぽんが親しまれてきた土地です。例えば、長崎県諫早市周辺には「卓袱(しっぽく)料理」と呼ばれる、すっぽんを使った郷土料理があるほど。街中に亀のレリーフがあるほどです。

養殖地としても有名で、長崎県西海市には「長崎淡水 すっぽん養殖場」があり、海と山に囲まれた環境を活用した養殖が。肥沃な土地で育てられたすっぽんは1kg以上の大ぶりなものが多く、鍋以外の料理にしても食べ応えがあります。

九州の詳しいすっぽん養殖場情報はこちら

2.すっぽんの隠れた名産地

すっぽん養殖の名産地と言えば、静岡県・大分県・長崎県あたりが有名です。しかし、日本全国には他にも養殖場があり、先述した3県にも負けない「隠れた名産地」が。では、すっぽん養殖の隠れた名産地についても見ていきましょう。

佐賀県

長崎県と同様に、佐賀県も九州の温暖な気候により、すっぽん養殖に適した土地です。佐賀県観光連盟の運営する観光サイト上でも「佐賀県はすっぽんの名産地!」と紹介されているほど。有名どころに負けない生産量を誇ります。

佐賀県にある「大和養殖有限会社」では、6,600坪もの広大な敷地で大規模なすっぽん養殖を。自然に近い環境と、水温をコントールした環境の2種類を掛け合わせた養殖法が採用され、1年を通して出荷できるのが特徴です。

あそぼーさが 「実は、佐賀県はすっぽんの名産地!すっぽん料理に舌鼓」

鹿児島県

生産量こそ静岡県や大分県などに及ばないものの、全国でも有名どころの養殖場の集まっているのが「鹿児島県」。例えば、鹿児島市にある「柳すっぽん養殖場」、薩摩川市の「奥さつますっぽん養殖場」など各地にすっぽん養殖場が。

鹿児島県全体が養殖に適しているだけに、養殖場を始めやすい土壌があります。特に、「奥さつますっぽん養殖場」はすっぽん養殖を初めて5年とまだ若い業者。次世代を担う養殖場が育っていることからも、今後も注目の名産地です。

京都府

すっぽん料理の有名どころとしても知られる「京都府」ですが、実はすっぽん養殖の隠れた名産地でもあります。というのも、京都にはすっぽん鍋の1つ「丸鍋」が。醤油と酒、生姜をベースにし京都らしいシンプルさで観光客を中心に人気です。

すっぽん料理の文化があるだけに、料理店だけでなく「丹の里水産」のような養殖場も。京都府のすっぽんは脂(コラーゲン)が濃厚なのが特徴で、シンプルな丸鍋に合わせることでスープに濃厚なコクが合わさり素材の味が楽しめます。

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3.まとめ

すっぽんは大抵の水質に生息できる生き物ですが、生育環境によって肉質や脂のノリなどが変わります。特に、静岡県の浜名湖、大分県の耶馬渓などは特殊な環境下で養殖をしているだけに、特徴的なすっぽんが育つとされるほど。

もちろん、今回紹介した名産地、隠れた名産地の他にもすっぽん養殖をしている都道府県はあります。すっぽんを提供する上で大切なのは、産地ごとの特徴を把握して料理に生かすこと。複数の産地を使い分けるのもいいと思います。

もし、すっぽん料理を提供するのであれば、複数の産地のものをぜひ実際に食べ比べてみてください。

ちなみに、「長崎淡水 すっぽん養殖場」では高品質のすっぽんを1年間を通して、お得な価格設定で生産しています。業者向けの「生きすっぽん」はもちろん、お試しに丁度いい「切り身すっぽん(血無し)」もあるのでおすすめです。

2018年10月16日

すっぽん, 養殖場情報